公開日: 2018年6月11日 09:00

会員紹介 わが社の未来のカタチ

株式会社メリーチョコレートカムパニー 様

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株式会社メリーチョコレートカムパニー

事業内容:高級チョコレート等の製造・販売
本社所在地:東京都大田区
創業:1950年10月1日
資 本 金:1億円
従業員数:794名

ウェブサイト: http://www.mary.co.jp/
オンラインショップ: http://maryshop.jp/shop/


お客様の「想いを贈る」洋菓子メーカー

社名の「メリー」という名前。ロゴマークのシルエット。これらにはどのような意味があるのですか?

「メリー」は当社創業当時の日本において、もっともポピュラーな外国人の女性の名前でした。「日本はこれから欧米の文化を取り入れる国になる。社名もそれに相応しい、呼びやすくて親しみやすい名前にしよう。」と考えた創業者が名づけました。ロゴマークも社名から発案した女の子の横顔をデザインしています。

日本のバレンタインデーを提唱し発展させたのは貴社なのだそうですね。

はい。1958年に新宿の伊勢丹でバレンタインセールを行い、翌年「年に一度、女性から男性に愛の告白を」と呼びかけました。当時は、女性からの愛の告白などあり得なかった時代から、女性の発言力が増し活躍の時代へと移り変わる気運にあふれていました。その時代の空気にマッチしたのでしょう、このイベントは多くの女性に支持され、日本オリジナルのバレンタインのスタイルとして定着しました。

品質第一主義ということですが、サロン・デュ・ショコラ パリで金賞を連続受賞とは素晴らしいですね。

おかげさまで、2016年、2017年と連続で最高位の金賞をいただくことができました。2000年以来毎年出展を続けていますが、当社のショコラティエの技術を高め、皆様により美味しいチョコレートをお届けすることに役立っていると思います。また、フランスへ日本文化をお届けしたいと、抹茶やうめなど和の素材を使ったチョコレートの紹介にも意欲的に取り組んでいます。

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東京生まれの、日本のブランドとして社会に貢献

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CSR活動として桜の木の植樹を行っていらっしゃいますが、この活動の背景は何ですか?

当社は日本のブランドとして、日本の子供たちに夢を与えたいと思っています。日本の象徴ともいえるソメイヨシノは、近年一斉に老木化しており減少を続けているそうです。そこで当社は、大切な日本の宝を絶やさないために、校庭に老木化した桜の木のある小学校に植樹をしています。樹木を植えるという体験がいつまでの子供たちの心に残り、「日本っていいよね」という気持ちがより大きくなることを祈って活動を続けています。

日本のブランドとしてのアイデンティティーを大切にしているのですね。

「東京で生まれた」こともまた大切に思っていて、毎年クリスマスの時期には、東京の児童福祉施設へ当社のクリスマス商品をプレゼントしています。チョコレートの入った美しい缶も喜ばれているようで、とてもうれしく思います。クリスマスプレゼントをもらうという幸せな体験を多くの子供たちに味わってもらい、心ゆたかに育って欲しいと思います。


時代が変化しても、使命を全うし続けます

貴社の目指す未来のカタチとは?

当社は1950年の創業以来、お菓子を通じてお客様の「想いを贈る」お手伝いをすることで潤いのある生活づくりに貢献していくことを企業理念としています。ギフト市場は時代の移り変わりと共に生活習慣も変容し、贈る機会・贈るモノ(コト)・贈る相手も常に変化し続けています。私達は今までもそうだったように、これからも時代の変化に合わせて商品の仕様や構成を変えながら進化し、どの時代にあってもお客様の「想いを贈るお手伝いをする」という使命を全うしながら成長を続けていると思います。それが当社が目指す「未来のカタチ」です。

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(インタビュー 代表取締役社長 小屋松儀晃氏、 マーケティング本部 川名梨津子氏)